先日、高校の頃からのテニス仲間から相談がありました。
彼ら夫婦は実家の近くで家を買いたいらしく、できれば建て売りではなく、注文住宅にして自分たちの希望通りの間取りで建てたいとのこと。
総予算で比べれば建て売り住宅のほうが安いのはわかっているけど、やはり自分たちの夢を叶えるような理想的な間取りにしたいという思いが強いようです。
色々とメールで情報交換してみると、夫妻の希望としてはこんな感じでした。
・2階建
・広さ約38坪くらい
・床は無垢材フローリング
・ナチュラルテイストな仕上がり
・内観を重視し外観にはコストをかけない
・予算は建物と諸費用で1700万円くらい
・外構は50万円から100万円くらい
・土地の予算は別途
大手ハウスメーカーは30坪で3000万円~2400万円と高価格帯なので完全に候補から外れます。
※大和ハウス・積水ハウス・積水ハイム・ミサワホーム・三井ホーム・パナホーム・東急ホームズ・住友林業・旭化成のヘーベルハウスetc
中堅ハウスメーカーは大手以上に広告費をたくさん使うのですが、彼らの商品は平均的な年収の世帯をターゲットにしているので可能性はありそうです。
首都圏ですと例えば、タマホーム、広島建設、君津住宅、新昭和(ウィザースホーム)、POLUS(ポラス)etc
でもどうでしょう?
膨大な広告費、
大量な営業マンの人件費、
大型の展示場など、
これらのコストが含まれていると考えると、費用対効果について僕でしたら色々と考えてしまいそうです。
では、大手でも中堅でもないクラスだとしたらどうでしょう?
今回は時間の関係で簡単に説明しますが、費用対効果を強く感じられるのは、おそらく小さな工務店か、新築の建売り販売を大量に手掛けている建設会社だと思います。
A.小さな工務店(ハウスメーカー)はそもそも営業マンが1人~2人、または0人ですから人件費の部分を大きく下げられます。
B.建売り業者さんの場合は、同じような建物を大量に施工している業者なら部材を大量仕入れできますので、仮に営業マンが複数いても、かなりローコストで建てられる可能性があります。
Bでしたら同じような規格品の建物を大量施工しているので、若い職人さんが造ったとしても仕上がりの質にバラツキが少ないと思います。
ローコストですが、外観が安っぽい仕上げ材を使うプランも多く、5年も経つと安っぽさがますますにじみ出てきてしまうのは気になるところです。
逆にAの価格はピンキリで、Bと同様にローコストな業者もあれば、大手ハウスメーカー以上に魅力的で高価格な建物を請け負う業者(ビルダー)もあります。
最近人気の天然素材系や無添加住宅系の健康住宅などはAグループです。
予算の目安は30坪で2,000万円弱からなので、中堅よりも嗜好性が高いながらも価格は同じくらいか少し上乗せという感じです。
もちろん低コスト体質なので大手よりも低予算で、世界でたった1つだけの個性的な住宅を建てることができます。
ちょっと長くなってしまったので、友人夫妻のハウスメーカー探しについてはまた後日UPしますね。