工房アヤの社長さんと責任者のKさんには色々とお願いを聞いて貰った我が家の『虹の家』ですが、そのワガママの1つでもある無垢材フローリングのお話しです。
無垢材フローリングに対する想いはそれはそれはとても熱く、『せめてLDKだけは無垢材の温もりを!』と懇願して、皆さんの親切心からの反対を押し返してまで導入した素材で、今でももっとも愛着のあるマイホームパーツの1つです。
無垢材フローリングと言っても木の種類だけでも色々とありまして、色・硬さ・柔らかさ・肌触り・香り・質感・木目模様・節の大小と多少・厚み・塗装の有無・集成材etc選ぶポイントも多種多様で千差万別と言えます。
無垢材フローリングの種類についてはネット検索で住設資材を扱っているHPが大量に出てくるので割愛しますが、その魅力は何といっても本物の木が持っているその質感を毎日肌で触れ、カラダも心も癒されるといった点でしょう。
我が家では『メープル(楓)』の無塗装品をセレクトし、木肌の温もりが感じられるよう、キヌカという無色のWAXを薄く塗布してもらうことにしました。
ちなみにキヌカは『赤ちゃんが舐めても大丈夫』というほど安全なWAXで、可燃性の合成油などは一切添加されていません。
安全ですねぇ。
で、メープルは『Birds Eyes』と呼ばれている小さな節が斑模様に描かれているのが特徴的で、外国では高級家具などにも採用されている木材です。
木肌の色は白系の明るい清楚な印象で、室内全体を明るく演出してくれます。
木質はとても硬く、先の細くて硬いものを落とさない限りはあまり凹むことはありません。
汚れが付きにくい点も良いですね。
ちなみに、無垢材の代表格的な印象のパイン(松)材ですが、明るく・柔らかく・温かみのある印象ながらもリーズナブルなのでとても人気がありますので、ご存知の方も多いと思います。
我が家では娘が当時2才だったので、柔らかくて傷や汚れが生じやすいパイン材ではデメリットが大きく露呈してしまうため却下となりました。
パイン材は空気層が多くふんわりとした感じなので、特に冬場の極寒の時期は、木材のもつ温もりを足裏を通じて最大限に味わえると思います。
平成24年の冬は極寒でしたが、朝裸足で歩くとその差は歴然で、1階洋室の標準フローリングは冷た過ぎて足裏が痛くなりましたが、無垢材メープルの上では、裸足で立っていてもちっとも冷たくはありませんでした。
つまり、無垢材は暖かい(温かい)のでエコなんです。
毎朝、『工業製品と違って、無垢材は僕の体温を奪うような事はしないんだなぁ』としみじみと感じました。
子供が転んだ場合の比較ですと、メープルは確実に痛いです(笑)
パイン材なら少しクッション的な感じにもなりますが、汚れやすいので、数年おきに表面をサンダーで削って新しい木肌を出してあげるのが手間と言えます。
我が家の床も飲み物や食べ物やフォークや携帯や玩具など色々と落としたり、娘が物を引きずりますが、先述のとおりメープルは硬くて汚れにくいので、パッと見には傷や凹みが目立たず助かっています。
どれが良いかというよりも、どの木材が好みなのかというポイントで実際に目で見て肌で触れながら選ぶと良いと思います。